第5回エシカルインタビュー「エシカルな商品の魅力を地域へお届け~エシカルショップみと(水戸市)~
茨城県内のエシカルな取組をしている方々を紹介する「エシカルインタビュー」
今回は、フェアトレード商品や県内産の無農薬商品などを販売している、「エシカルショップみと」の松本由美子さんと西連寺節子さんにお話を伺いました。
(左:松本由美子さん 右:西連寺節子さん)
「エシカルショップみと」をオープンしたきっかけ
出店者の松本さんと西連寺さんは、1995年に結成されたNGO団体『「アジアの風」ネットワーク』の事業の一環としてフェアトレードを手掛けた経験があり、2015年にはNPO消費者市民ネット21を立ち上げました。また、この頃から水戸市の環境フェアや水戸市役所内においてフェアトレードについての展示やショップの運営を行ってきました。
そして、これまでの経験からフェアトレードだけではなく、地産地消や障がい者の支援、被災地支援、環境への配慮などにも関心を持ち、2021年7月にエシカル消費の普及啓発を主目的とする「エシカルショップみと」をオープンしました。
「エシカルショップみと」について
お店は、水戸市泉町3丁目交差点近くで、毎週金曜日の午後2時から午後4時30分まで営業しています。(7、8、1、2月及び雨天時はお休みします。)
ショップで販売している商品は国内のフェアトレード団体や会社から仕入れており、フェアトレードコーヒーや紅茶、純粋はちみつや県内産の無農薬栽培の古代米など豊富な品揃え。特に特徴的なのが、水戸市在住のネパール人から直接仕入れる、ネパール産の木綿のバッグ類やカシミヤ製品です。寒い時期には手放せない山羊毛の製品がお手頃な価格で購入できるのが魅力的です。
また、民間団体や消費者団体からの依頼により出張販売も行っていて、お客様には、エシカル消費についての説明をしながら、商品の背景にあるストーリーを理解してもらえるよう心がけています。
今後の展開
エシカルショップみとでは今後さらに、県内産の無農薬栽培や有機栽培で生産された農産物の加工食品など、環境に配慮して作られた商品の拡大を目指していくとともに、県内各地でフェアトレード商品や環境に優しい商品を展示・販売するお店が増えるための応援活動も行っていきたいとのことです。